Raspberry Pi2で外付けHDDをNASにしよう
お久しぶりです。
入社二年目になりました。Kです。
さて、みなさんは覚えておられますでしょうか。
入社してすぐのころ、こんな記事を書いておりました。
『甘酸っぱいガジェット』(http://www. flatcorp.jp/blog/etc/303.html)
そう。Raspberry Pi2。
なんとついにゲットしてしまいました。
というわけで今回は、Raspberry Pi2を使用して、 外付けHDDをNASにしてみようと思います。
用意する品物は
・初期セットアップ済みのRaspberry Pi2(及びキーボード等の周辺機器)
・NTFS形式でフォーマットを済ませたHDD
・USB形式で接続できるHDDケース
です。
さっそくRaspberry Pi2を起動してコマンドを打っていきましょう!
まずは
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
でRaspberry Pi2を最新の状態にします。
新しいプログラムをインストールする前のお約束なので覚えておき ましょう。
次に
sudo apt-get install ntfs-3g
とコマンド入力。
Raspberry Pi2は標準でNTFSでフォーマットされたHDDが使えないの で、これをインストールして使用できるようにするわけです。
インストールが終わったら
sudo apt-get install samba
と入力しsambaをインストールします。
インストールが終わったら
sudo shutdown -h now
と入力して一度電源を落として、HDDを接続しましょう。
接続したら電源を入れて
sudo fdisk -l
とコマンドします。
するとこのような画面が出てきます
今回使用するのは、「/dev/sda2」という部分。
この「/dev/sda~」 という行が出ていればHDDは認識されているということです。
さてさて、次はこのHDDをマウントするポイントを作成します。
マウントとはざっくりいうと
Linuxはハード・ディスクやUSBメモリー、 光学ドライブといったストレージ・ デバイスを接続しただけでファイルを読み書きできるようにはなら ないので、
Linuxシステムに認識させ、 利用できるようにする作業のことです
では、マウントするポイントを作っていきましょう。
sudo mkdir /mnt/usbhdd
とコマンドします。
usbhddの部分は自分で好きな名前を付けてあげてください。
sudo mount -t ntfs-3g /dev/sda2 /mnt/usbhdd
とコマンドを打って、 HDDとマウントポイントをつなげてあげます。
そして確認の為に
df -k
と入力。
すると
/dev/sda2が表示され、 マウントされているのが分かるかと思います。
次に、 今の状態ではラズベリーパイの電源を入れるたびにこのマウント作 業をしなければならないので、 自動的にマウントされるように設定してあげます。
sudo nano /etc/fstab
と入力。
表示された最後の行に
/dev/sda2 /mnt/usbhdd ntfs-3g defaults 0 0
と付け加えてあげます。
この時だけ、スペースの部分はtabで区切りますのでご注意を!
加えたらctrl+Xを押します。
次にyを押し、Enterを押して完了です。
さて、 次に作ったマウントポイントをsambaに設定してあげましょう 。
sudo nano /etc/samba/smb.conf
を入力します。
すると
ずらずらーと文字列が表示されますが、 無視して一番下まで行きます。
そして、
[RaspNAS]
comment=USBHDD
path=/mnt/usbhdd
public = Yes
read only = No
writable = Yes
guest ok = Yes
force user = pi
と入力してください。
[RaspNAS]という部分は、 windows機で接続した時に現れるファイル名なので、 好きなものをつけてあげてください。
入力したら先程と同じようにctrl+Xを押します。
次にyを押し、Enterを押して完了です。
最後に
sudo service samba restart
と入力しsambaを再起動。
再起動が終わったら、 お手元の同ネットワーク上にあるwindows機から
「\\Raspberry Pi2のIPアドレス」と入力してください。
先程設定したフォルダが見れたらOKです。
ファイルを入れたり、 書き込んだりして動作確認してみてください。
さて、いかがでしたでしょうか。
案外さくっとできて楽しいラズパイNAS。
皆さんもぜひ作ってみてくださいませ!