どうも、開発部のSです。

今回はGoogle App Scriptについて紹介したいと思います。

以前、社員情報を管理するためにGoogle スプレッドシートと

Google App Scriptを使用しました。

その際に社員全員のメールアドレスを取得するスクリプトを

作成したので紹介します。

 

【スクリプト作成方法】

1. googleスプレッドシートのツールタブにあるスクリプトエディタをクリックします。

 

2. 下記の[①スクリプト]を記載します。

 

3. 実行タブから[①スクリプト]のメソッド名(GetMailingList)を選択してください。

※ スプレッドシートに図形を作成してスクリプトを割り当てると、

   作成した図形をクリックするだけでスクリプトが実行されます。

   また、初回実行時は承認を求められるので許可してください。

 

[①スクリプト]

function GetMailingList() {

  // 貼り付けたい位置を指定

  var StartColumn = A;

  var StartRow = 1;

  // 取得したいグループアドレスを指定

  var Address = “all@example.com“;

 

  // メールアドレス一覧を取得

  var group = GroupsManager.getGroup(Address).getAllMembers();

  var cnt = 0;

  var SheetLastRow = group.length;

  // メールアドレスを記載

  for (var i = 0; i < SheetLastRow ; i++){

    Sheet.getRange(StartColumn + (i + StartRow) ).setValue(group[cnt]);

    cnt++;

  }

}

 

GroupsManagerを使用するには管理者権限が必要なのでご注意を。

ただ、権限があれば、全メールアドレスを取得する他にも、

ユーザを作成したり、いろいろ出来るみたいですね。

 

※2015年05月04日追記

  いつの間にかGoogleの仕様が変わってGroupsManagerが使えなくなっていました。

  代わりにGroupAppを利用すれば同じような機能が使えるみたいです。

  

  上記スクリプトを下記の通りに入れ替えれば、以前と同じ動作を行います。

  

  -修正前-

    アドレス一覧取得

    var group = GroupsManager.getGroup(Address).getAllMembers();

 

    アドレス取得

    Sheet.getRange(StartColumn + (i + StartRow) ).setValue(group[cnt]);

  

  -修正後-

    アドレス一覧取得

    var group = GroupApp.getGroupByEmail(Address).getUsers();

 

    アドレス取得

    Sheet.getRange(StartColumn + (i + StartRow) ).setValue(group[cnt].getEmail());